宮古島唯一の伝統工芸品

今日は宮古島唯一の伝統工芸品の宮古上布を扱っている

「染織布とキリムの店ゆう」さんにお邪魔しましたので、宮古上布についてご紹介します。

宮古上布(みやこじょうふ、と読むそうです)は、沖縄県宮古島で作られている織物です。

苧麻(ちょま)という麻の繊維の糸で織られる麻織物で、琉球藍で染めて作られています。

苧麻の繊維を1本1本手で裂いて作った細い糸で作られるため、通気性に富んでいて、

三代物と呼ばれるほど丈夫で長持ちするそうです。

また、宮古上布は、「越後上布」、「近江上布」に並ぶ日本の三大上布の一つで、

麻織物の最高級品とされています。麻なので通気性があって涼しいですよね。

作成の全工程を手作業で行っていることなどから、1978年には国の「重要無形文化財」に指定されて、

2003年には苧麻の糸を積む技術が「国選定保存技術」に指定されたそうです。

宮古上布の歴史は、400年以上前、琉球の船が台風で沈没しそうになった時に、

宮古島の男が海に飛び込み船を修理して乗組員の命を救い、

琉球王はその男の功績をたたえて、「間切当主(まぎりとうしゅ)」に任命。

喜んだ男の妻が王に感謝の気持ちとして「綾錆上布(あやさびじょうふ)」を献上したのが、

宮古上布の始まりだそうです。この後約20年以上にわたって、宮古上布は琉球王府へ献上され、

1609年(慶長14年)に琉球が薩摩の支配下になり、1637年から人頭税が課せられるようになると、

女性には宮古上布を貢布として納付することが義務付けられ、

役人の厳重な監督のもとで作られた精緻な宮古上布は、麻織物の最高級品として薩摩上布という名前で広く

知られるようになったそうです。

このような宮古島の歴史がある宮古上布、高級なのは承知なので、

私達は宮古上布のコースターを買いました。

下記の写真のコースターが宮古上布です。

琉球グラスにオリオンビールを入れて宮古上布のコースターにのせていただきます☺

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