エチオピアの食べ物と古代人ルーシー
エチオピアの食べ物として代表的な物がインジェラです
インジェラはエチオピアの国民食でテフという穀物を粉状に挽いてクレープのように焼いたものです。発酵過程による酸味があって、
ワットと呼ばれるシチューやカボチャ、ジャガイモなどと食べられます。
現地で食べたものはこんな感じ
左のロールがテフで右のワットです
ワットをテフで巻いて食べます少しばかりすっぱさがあるため、最初の一口目は驚きます
食卓はこんな感じですエチオピアの料理は他にもイェベグアリチャ(ラム肉のシチュー)、チェベス(エチオピア風牛焼肉)、キクアリチャ(ひよこ豆のカレー)といったものがあります
串焼きと揚げ物
現地でよく飲んだビールですイラストがかわいいので気に入りました!
現地の言葉はアムハラ語全く読めないですが、なんとグーグル翻訳とグーグルレンズで読み解くことができますすごい世の中になったものです
ビールの種類は10種くらいありますので、毎日違う種類のビールを飲むこともできますハラルビールなんていうものもありましたが、ビールってそもそもハラルなんではと思うのは私だけでしょうか
次に気になるのはワインはあるのかというとあります
ワインはリフトバレーが少し高級でエチオピア航空のビジネスクラスでも提供されます
一般的なワインはこのアカシアふつうに美味しいです!辛みを持たないスパイスやニンニクと香草などを使った料理、グリルしたビーフ、ラムなどと合います
食後はエチオピアコーヒーです
エチオピアではコーヒーセレモニーと呼ばれるコーヒーの作法があり、2杯目のコーヒーに塩を入れて飲むのが伝統的なようですコーヒーの発祥の地「エチオピア」で飲む現地コーヒーはこんな感じです
私の飲んだコーヒーはかなり濃い味でしたので、塩でなく砂糖を入れました
世界三大品種のコーヒーは「アラビカ種」「カネフォラ種」「リベリカ種」の3つですが、このうちの「アラビカ種」はエチオピアが発祥の地羊飼いの少年が、元気のない羊に偶然見つけた野生の赤い実を食べさせると元気になったため、村へ持ち帰ったところ実を口にした人々も元気になり、村にある修道院の僧侶たちが実のおかげで眠らずに修行ができるようになったのだとか。
古代人ルーシーの骨を見に国立博物館へ行きました
ルーシーは小さな二足歩行の動物で、学名「アウストラロピテクス・アファレンシス」という小柄な二足歩行の猿人で、1974年にエチオピアで発見されて名前はビートルズの「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」に由来しているそうです。
国立博物館の入り口に説明書がありました
実際の大きさは1メートルくらいと小柄です猿人のため小さいようです当日は子供たちが社会科見学に来ていました
エチオピアはエジプトに近いこともあり、エジプト文化の影響を受けたひつぎも発見されています横向きの彫刻はエジプト文化の特徴がありますよね
熱心な子供たちです
道中日本からやってきたと思われる中古車がとなりを走っていましたエチオピアでは現役で走っていますさすが日本車しかし、現在エチオピア政府は中国から巨額の出資を受けており、日本車のガソリン車の輸入が禁止されてしまっていますそのため現地は大混乱まだ道路の整備も整っていませんが、中国のBYDの使用が条件となっているようです
アドワの戦いの勝利記念碑帝国主義時代にエチオピアは戦争でイタリアに勝利しています当時ヨーロッパ列強に勝利したのはこのエチオピアと日本だけ
エチオピアはアフリカの中で唯一植民地支配を受けなかった国ですそのため、独自文化が発展したんですねエチオピア正教はキリスト教でありながらイエスキリストの誕生年月日について独自の基準があるので、私がエチオピアに伺った9月11日に2017年1月1日をむかえました7年と9ヶ月遅い暦となっています1年は365日と変わらないのですが、1月はすべて30日余った日にちは13月としてその月は新年を祝う準備をするそうですなんとも新発見なエチオピアでした
と今回はエチオピアの食べ物と古代人ルーシーの紹介でした
それではエチオピアでいただく現地のランチの様子をどうぞ
インジェラを食べます